ロシアに於ける「80年代組」の作曲家達に焦点を当て、彼らの作品の学術的な研究と同時に、一般の音楽ファンの方々に対しての普及活動を行うため、2009年に本協会が設立されました。ロシアと気候風土で共通点があり、また文化的にも古くから交流のある北海道に本部を置き、活動を行っています。
過去の活動
2024年3月9日(土)14時より、昭和音楽大学おいて第3回東京例会を開催いたしました。2023年に生誕150年を迎えたセルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)の生涯と作品を取り上げました。《音の絵》、《前奏曲集》などのピアノ独奏曲や、日本ではあまり演奏されない声楽曲、連弾曲などをお聴きいただきながら、ラフマニノフがアレンスキー世代から何を受け継いだのか、また、同時代の芸術や思想とどのような関係にあり、さらに作品がどう受容されてきたかなど、様々な角度からラフマニノフの生涯と作品について考えました。
■日時 2024年3月9日(土)14:00~(開場13:30)
■会場 昭和音楽大学南校舎C101教室(川崎市麻生区上麻生1-11-1〈小田急線新百合ヶ丘駅より徒歩4分〉)
■入場料 一般2,000円 会員1,500円
■テーマ:ラフマニノフの生涯と作品
■出演:石澤直子 (Pf.)、上野優子 (Pf.)、速水そら (Pf.)、松井亜樹 (Sop.)、山本実樹子 (Pf.)、横井玲子 (Pf.)、高橋健一郎 (Lec. & Pf.)
■曲目:ラフマニノフ作品
ピアノ独奏曲:《幻想的小品集》Op.3より第1曲「エレジー」、第2曲「前奏曲」、《前奏曲集》より Op.23-6, 7, Op.32-12、練習曲集《音の絵》より Op.33-5, Op.39-6、「リラの花」OP.21-5、《6手のためのピアノ曲、ワルツとロマンス》、《6つの小品》Op.11より「スラーヴァ」
歌曲:「夢」Op.8-5、「友よ、私を信じるな」Op.14-7、「噴水」Op.26-11、「夜は悲しい」Op.26-12、「嵐」Op.34-3、「ひなぎく」Op.38-3
2023年9月3日(日)14時より、札幌のノースエイムにおいて第20回例会を開催いたしました。今年生誕150年を迎えたセルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)の生涯と作品を取り上げました。《楽興の時》や《音の絵》、《前奏曲集》などのピアノ独奏曲や、日本ではあまり演奏されない声楽曲をお聴きいただきながら、ラフマニノフがアレンスキー世代から何を受け継いだのか、また、同時代の芸術や思想とどのような関係にあり、さらに作品がどう受容されてきたかなど、様々な角度からラフマニノフの生涯と作品について考えました。
■日時 2023年9月3日(日)14:00開演(開場13:30)
■会場 ノースエイム3階 札幌市東区北18条西5丁目2-12(札幌市営地下鉄南北線北18条駅より徒歩5分)
■入場料 一般1,500円 会員1,000円
■テーマ:ラフマニノフの生涯と作品―生誕150年に寄せて―
■出演:北濱佑麻 (Pf.)、鈴木飛鳥 (Pf.)、高橋可奈子 (Mez.)、栃原享子 (Pf.)、中添由美子 (Pf.)、松井亜樹 (Sop.)、高橋健一郎 (Lec. & Pf.)、川染雅嗣 (Pf.)
■曲目:ラフマニノフ作品
ピアノ独奏曲:《楽興の時》Op.16より第3-5曲、《前奏曲集》より Op.3-2, Op.23-4, Op.32-10, Op.32-12、練習曲集《音の絵》より Op.33-5, Op.39-9(Op.39-9の演奏はなくなりました)、「ここは素晴らしい」OP.21-7、「ひなぎく」Op.38-3、「イタリアン・ポルカ」、《パガニーニの主題による狂詩曲》Op.43より第18変奏
歌曲:「歌うな、美しい人よ」Op.4-4、「私は悲しい恋をした」Op.8-4、「私の窓辺に」Op.26-10、「夜は悲しい」Op.26-12、「嵐」Op.34-3、「そよ風」Op.34-4、「呼び声」Op.38-6
第19回例会
2023年3月19日(日)14時より、第19回例会を開催しました。テーマは「ロシアの歌曲とピアノ曲―詩と音楽の魅惑―」です。
今回の例会では、19世紀から20世紀にかけて活躍したロシアの詩人たちの詩に作曲されたラフマニノフ、メトネル、タネーエフ、グリエールの歌曲と、レービコフのピアノ曲を鑑賞します。前半の歌曲の部では、別れの予感を歌ったブーニンの「ぼくは再び孤独だ!」、神秘的世界を夢みたチュッチェフ、ベールイ、ブリューソフ、ソログープらの詩を、詩人の数奇な運命の紹介も交えながら味わいました。後半は、伝統的な抒情小品から出発し、同時代の芸術寮中の影響を受けながら、新たな表現方法を模索し、20世紀初頭のロシアの楽壇で特異な位置を占めたレービコフのピアノ作品を、解説と共にお聴きいただきました。
■日時 2023年3月19日(日)14:00~(開場13:30)
■会場 ノースエイム3階(札幌市営地下鉄南北線北18条駅より徒歩5分)
■入場料 一般1,500円 会員1,000円
■出演 鴻野わか菜(Lec.)、坂田朋優(Pf.)、鈴木飛鳥(Pf.)、高橋可奈子(Mez.)
西谷麻里子(Pf.)、松井亜樹(Sop.)、高橋健一郎(Pf./Lec.)、川染雅嗣 (Pf.)
■曲目
タネーエフ:「見えない霧の中で」(Op.17-8)(詩:フェート)
グリエール:「子守歌」Op.63-5(詩:ブリューソフ)
ラフマニノフ:「噴水」(Op.26-11)(詩:チュッチェフ)
ラフマニノフ:「彼女に」(Op.38-2)(詩:ベールイ)
ラフマニノフ:「僕は再び孤独だ!」(Op.26-9)(詩:ブーニン)
ラフマニノフ:「夢」(Op.38-5)(詩:ソログープ)
メトネル: 「重く空虚で虚しい」 (Op.28-4) (詩:ブリューソフ)
レービコフ:
《若者のための易しい小品のアルバム》より第1、第4、第6曲
《秋の葉》Op.29より 第1曲、第2曲、第3曲
《秋の花》
《舞曲》より第1、第4、第5曲
《メロミミック 夢》Op.15 より 第1、第3曲
《メロデクラメーション》Op.32
《クリスマスツリー》よりワルツ Op.21a-1
第2回東京例会
2023年3月4日(土)14時より、第2回東京例会を開催しました。テーマは「ロシア音楽史におけるアレンスキー世代」です。
アレンスキー世代とは、チャイコフスキーとラフマニノフの中間世代にあたります。この世代の作曲家としては、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したアレンスキーやリャードフやグラズノフ、タネーエフその他がいますが、彼らの優れた作品は未だ演奏や研究の機会に恵まれているとは言い難い状況にあります。それらに光を当てるべく、今回の例会では、講話を交えながら、ピアノやヴァイオリンの実演をお聴きいただき、ロシア音楽史におけるアレンスキー世代の活動の意味について考えました。
■日時 2023年3月4日(土)14:00~(開場13:15)
■会場 昭和音楽大学南校舎(小田急線新百合ヶ丘駅より徒歩4分)
■入場料 一般1,500円 会員1,000円
■出演 砂金巨佳子 (Vn.)、 石岡千弘(Pf.)、石澤直子 (Pf.)、岩本きよら(Pf.)
速水そら (Pf.)、高橋健一郎(Lec.)、川染雅嗣 (Pf.)
■曲目
チャイコフスキー:《18の小品》より「瞑想曲」Op.72-5
ムソルグスキー:《村にて》
アレンスキー:《24の性格的小品》より「前奏曲」Op.36-1
アレンスキー:《6つの小品》より「ロマンス」Op.5-3
リャードフ:《3つの小品》より「前奏曲」Op.11-1
リャードフ:《3つの小品》Op.57
タネーエフ:《ヴァイオリンソナタ》より第1、第2楽章
グラズノフ:《4つの前奏曲とフーガ》より第3曲Op.101-3
アレンスキー:《6つの小品》より「バッソ・オスティナート」Op.5-5
ラフマニノフ:《4つの小品》より「ガボット」
ラフマニノフ:《幻想的小品集》より「エレジー」Op.3-1
アレンスキー:《24の性格的小品》より「エレジー」Op.36-16
第18回例会
2022年9月18日(日)14時より、札幌のノースエイムにおいて第18回例会が開催されました。今回は「ロシア・モダニズムの音楽・美術・文学――夢と現実のはざまで」と題し、会員の鴻野わか菜氏(早稲田大学教授)に、19世紀末から20世紀初頭のロシア芸術について講演していただきました。当協会が主に取り上げているのはいわゆる「アレンスキー世代」の作曲家たちですが、彼らが活躍したのは、ちょうど19世紀末から20世紀初頭にあたります。この時期のロシアは、「銀の時代」や「ロシア・ルネサンス」などとも呼ばれるほど、様々な芸術潮流が花開き、旺盛な活動が展開されました。そして、非合理主義的な美学や神秘主義的な傾向が広く見られたのが特徴でもあります。今回の例会では、その傾向の中心にいたロシア象徴主義の作曲家(スクリャービン、メトネル)、詩人・作家(ベールイ、ブローク、ブリューソフ、ソログープ)、美術家(ソーモフ、ベヌアなど)の世界観を取り上げます。音楽、美術、文学の各領域において彼らが目指した神秘的世界、超越的世界について考え、同時にそれにまつわるピアノ作品の数々をお聴きいただきます。
■日時 2022年9月18日(日)14:00~(開場13:30)
■会場 ノースエイム3階 札幌市東区北18条西5丁目2-12(札幌市営地下鉄南北線北18条駅より徒歩5分)
■入場料 一般1,500円 会員1,000円
■出演 鴻野わか菜 (Lec.)、 徳田貴子(Pf.)、栃原享子 (Pf.)、高橋健一郎 (Navi)、川染雅嗣 (Pf.)
■曲目(順不同)
●ラフマニノフ:
《10の前奏曲》より Op.23-5(川染)
《12のロマンス》より「リラの花」Op.21-5(ピアノ独奏版)(栃原)
《6つのロマンス》より「ひなぎく」Op.38-3(ピアノ独奏版)(徳田)
《音の絵》よりOp.39-1(栃原)
●メトネル:
《8つの心象風景》より Op.1-1(音源資料)
《2つのおとぎ話》より Op.26-1(音源資料)
●スクリャービン:
《ピアノソナタ第9番「黒ミサ」》Op.68(川染)
《2つの詩曲》Op.69-1(西谷)、Op.69-2(徳田)
《詩曲「焔に向かって」》Op.72(徳田)
創立10周年記念講演会&コンサート
2019年8月25日(日)に創立10周年記念講演会&コンサートを開催いたしました。
日時:2019年8月25日(日)
第1部:14:00~15:00(開場13:30)
第2部:15:30~17:30
場所:札幌コンサートホールKitara 小ホール
入場料:一般3000円、会員2500円
第1部:講演会
「《二枚舌》の芸術 ショスタコーヴィチとドストエフスキー」
(名古屋外国語大学学長 亀山郁夫)
ごあいさつ
(名誉会長 佐々木譲)
第2部:コンサート
ブルメンフェリト:《2つの即興曲》Op.45 (坂田朋優)
リャプノフ:《12の超絶技巧練習曲》より「レズギンカ」Op.11-10 (徳田貴子)
リャードフ:《3つの小品》Op.57 (中添由美子)
グラズノフ:《4つの前奏曲とフーガ》より第3番 Op.101-3 (田口綾子)
チャイコフスキー(アレンスキー編):《くるみ割り人形》Op.71より(連弾)
(徳田貴子・北濱佑麻)
アレンスキー:《2台ピアノのための組曲 第1番》Op.15
(宮谷理香・川染雅嗣)
メトネル:《プーシキンの詩による7つの歌曲》より「歌人」Op.29-2 他
(高橋可奈子・Pf.黒田佳奈子)
グレチャニノフ:歌曲《小鳥》 他 (松井亜樹・Pf.高橋健一郎)
ラフマニノフ:《ピアノ三重奏曲第1番 ト短調》
(Vn. 田島高宏・Vc.石川祐支・Pf.鈴木飛鳥)
第17回例会
2019年3月10日(日)に第17回例会「ピアノ公開レッスン アレンスキー世代のピアノ作品~リャードフの作品~」を開催いたしました。
日時:2019年3月10日(日)開演14:00(開場13:30)
場所:りんゆうホール(札幌市東区北9条東2丁目(株)りんゆう観光3階)
入場料:1500円(一般)、1000円(会員)
講話 「リャードフのピアノ作品」
公開レッスン
リャードフ:《音楽の玉手箱》(Op.32) (受講生:熊本結心・小2)
リャードフ:《小さなワルツ》(Op.26) (受講生:大村花音・小4)
リャードフ:《バガテル》(Op.30) (受講生:井山実咲・中1)
リャードフ:《エチュード》(Op.48) (受講生:脇坂今日子・院1)
講師
高橋健一郎(講話)、川染雅嗣(ピアノ)
第16回例会
2018年9月16日(日)に第16回例会「ロシア音楽をより良く知るために ~宗教音楽と民族音楽の要素を探る~」を開催いたしました。
ロシア聖歌やロシア正教会の鐘の音、踊り歌や子守歌、ロシアのおとぎ話の登場人物、民族楽器などの特徴を簡単に見た後、それらの要素がチャイコフスキーやラフマニノフらロシアの作曲家の芸術音楽にどのように現れているかを、実際の演奏をお聞きいただきながら、解説しました。
日時:2018年9月16日(日)開演14:00(開場13:30)
場所:りんゆうホール(札幌市東区北9条東2丁目(株)りんゆう観光3階)
入場料:1500円(一般)、1000円(会員)
演奏曲目
チャイコフスキー:《子どものためのアルバム》(Op.39)より
グレチャニノフ:《ガラス玉》(Op.123)より
カバレフスキー:《子どものためのピアノ小曲集》(Op.27)より
レビコフ:《シルエット》(Op.31)より 他
(その他、断片的にラフマニノフ《ピアノ協奏曲第2番》やムソルグスキー《展覧会の絵》その他も取り上げます)
講師
高橋健一郎(講話)、川染雅嗣(ピアノ)
第1回高知例会
高知県において第1回例会を開催いたしました。「ロシア音楽史におけるアレンスキー世代」と題し、19世紀から20世紀初頭までのロシア音楽史を概観しながら、ピアノ独奏、室内楽作品などをお聞きいただきました。
日時 2018年4月15日(日)14:00開演(13:30開場)
場所 ライラホール(JR高知駅北側より約900m、イオンモール高知3F)
出演者 和田恵里子(Vn)、榎並歌織(Vc)、杉山菜美(Pf)、鈴木飛鳥(Pf)、
福山麗奈(Pf)、藤原鈴佳(Pf)、前田紗希(Pf)、高橋健一郎(Lec)、川染雅嗣(Pf)
入場料 1500円(一般)、 1000円(会員)
曲目:
グリンカ:ノクターン「別れ」(前田)
ルビンシテイン:「ロマンス」(杉山)
チャイコフスキー:《18の小品》より「瞑想曲」(前田)
チャイコフスキー:《四季》より「舟歌」(鈴木)
ボロディン:《小組曲》より「セレナーデ」(福山)
グリンカ=バラキレフ:「ひばり」(鈴木)
ムソルグスキー:「村にて」(藤原)
キュイー:《万華鏡》より9番「オリエンタル」、14番「アパッショナート」(和田/藤原)
(休憩)
ラフマニノフ:前奏曲Op.3-2「鐘」(川染)
リャードフ:《3つのプレリュード》より第1番 Op.57-1(鈴木)
リャードフ:「音楽の玉手箱」(福山)
グラズノフ:吟遊詩人の歌(榎並/杉山)
アレンスキー:メロデクラメーション「薔薇は鮮やかなりし…」(川染/高橋)
アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番第1楽章(榎並/和田/川染)
第15回例会
ピアノ公開レッスン「アレンスキー世代のピアノ音楽(1)~アレンスキーのピアノ作品~」
アレンスキー世代のロシア音楽は、ピアノ音楽が大きく開花したことに大きな特徴の一つがあります。この世代のピアノ音楽は以前の例会でも取り上げ、お話を交えながら演奏をお楽しみいただきましたが、今回は公開レッスンを通して、その演奏技術の側面に光を当てながらその魅力に迫りました。
初回はアレンスキーです。アレンスキーのピアノ曲は大きく〈カンティレーナ的な作品〉、〈古代のリズムを用いた作品〉、〈ヴィルトゥオーゾ的な作品〉と3つに分類することができます。今回の例会では、〈カンティレーナ的な作品〉として作品25-2「夢」、〈古代のリズムを用いた作品〉として作品28-3「イオニア調」、〈ヴィルトゥオーゾ的な作品〉として作品74-1「エチュード」を取り上げました。
また、公開レッスンに先立って、高橋副会長より、アレンスキーのピアノ作品に関する簡単な講話があり、講話とレッスンの両方から、アレンスキーのピアノ音楽に関する理解を深めていただきました。
日時:2018年3月11日(日)13:30開場、14:00開演
会場:りんゆうホール(札幌市東区北9条東2丁目)
入場料:一般1500円、会員1000円
受講生:赤阪美紅、佐藤颯音、五十嵐聖兎
講師:高橋健一郎、川染雅嗣
第14回例会
2017年9月24日(日)14時より、札幌のりんゆうホールにおいて第14回例会が
開催されました。テーマは「ロシアのピアノ連弾(2)」でした。
日 時 2017年9月24日(日)14:00~16:00
場 所 りんゆうホール(札幌市東区北9条東2丁目)
出演者 浅沼恵補、安藤むつみ、石山聡、鈴木飛鳥、徳田貴子、高橋健一郎、川染雅嗣
入場料 一般1500円、会員1000円
グリンカ(リャプノフ編曲): 《幻想的ワルツ》(石山、川染)
バラキレフ: 《4手のための組曲》より第1番「ポロネーズ」(石山、高橋)
N.ルビンシテイン: 《タランテラ》Op. 14(石山、高橋)
キュイー: 《スケルツォ》Op. 1(浅沼、徳田)
ムソルグスキー(アルツィバーシェフ編曲):《はげ山の一夜》(浅沼、徳田)
ボルトキエヴィチ:《ロシアの歌と踊り》Op. 31より第3番、第4番(浅沼、徳田)
アレンスキー: 《12の小品》Op. 66より第1番、第2番、第3番、第7番(川染、高橋)
チャイコフスキー(ランゲル編曲):《白鳥の湖》Op.20より「情景」、「ワルツ」、「四羽の白鳥の踊り」(安藤、鈴木)
グラズノフ(ヴィンクラー編曲): 《ライモンダ》Op.57より「グラン・アダージョ」(安藤、鈴木)
ラフマニノフ: 《6手連弾のための2つの小品》(石山、川染、高橋)
第1回大分例会
大分県において第1回例会を開催いたしました。「ロシア音楽史におけるアレンスキー世代」と題し、19世紀から20世紀初頭までのロシア音楽史を概観しながら、ピアノ独奏、室内楽、声楽作品などをお聞きいただきました。
日時 2017年5月6日(土)14:00開演(13:30開場)
場所 ホルトホール大分(JR大分駅上野の森口(南口)から徒歩2分)
出演者 朝来桂一、永野紗佑里、松井亜樹、石山聡、高橋健一郎、川染雅嗣
入場料 1500円(一般)、 1000円(会員)
曲目:
グリンカ:ノクターン「別れ」(石山)
ルビンシテイン:「夜」(松井/高橋)
チャイコフスキー:《18の小品》より「瞑想曲」(川染)
ボロディン:《小組曲》より「セレナーデ」(川染)
キュイー:《万華鏡》より9番「オリエンタル」、14番「アパッショナート」(朝来/川染)
バラキレフ:「あなたの澄んだ美しい声が聞こえて」(松井/高橋)
ムソルグスキー:「星よ、お前はどこに?」(松井/高橋)
リムスキー=コルサコフ:「ひばりの歌は高らかに」(松井/高橋)
(休憩)
ラフマニノフ:前奏曲Op.3-2(石山)
タネーエフ:前奏曲とフーガOp.29(石山)
リャードフ:《3つのプレリュード》より第1番 Op.57-1(川染)
グラズノフ:吟遊詩人の歌(永野/川染)
アレンスキー:メロデクラメーション「薔薇は鮮やかなりし…」(川染/高橋)
アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番第1楽章(朝来/永野/川染)
第13回例会
「ロシアのピアノ連弾(1)」と題し、ピアノの連弾曲を
特集いたしました。
日時 2017年3月12日(日)14:00~16:00
場所 りんゆうホール(札幌市東区北9条東2丁目)
出演者 坂田朋優、田口綾子、栃原享子、西谷麻里子、高橋健一郎、川染雅嗣
曲目:
グリンカ(バラキレフ編曲):《ロシアの主題によるカプリッチョ》
ボロディン:《ポルカ「エレーナ」》
ボロディン:《タランテラ》
A.ルビンシテイン:《3つの性格的メロディー》
A.ルビンシテイン:《6つの性格的小品》より第3番、第4番
アレンスキー:《12の小品》op. 66より 第4番、第5番、第6番
アレンスキー:《2台ピアノのための組曲第1番》op.15より「ワルツ」(連弾版)
ボルトキエヴィチ:《ロシアの歌と踊り》op. 31より第1番、第2番
チャイコフスキー(ラフマニノフ編曲):《眠れる森の美女》より「ワルツ」
チャイコフスキー(ランゲル編曲):《くるみ割り人形》より「花のワルツ」
第12回例会
今回は、第10回に続いて、ロシアの室内楽に光を当て、ヴァイオリンとピアノ、チェロとピアノ、そしてピアノ三重奏曲を解説と共にお聴きいただきました。取り上げたのは、キュイー、カトワール、アレンスキー、グレチャニノの名曲の数々です。
「ロシアの室内楽(3)」
日時:2016年9月18日(日)14:00~16:00
場所:りんゆうホール(札幌市東区北9条東2丁目 りんゆう観光3階)
出演:能登谷安紀子 (Vn)、中島杏子 (Vc)、栃原享子 (Pf)、
西谷麻里子 (Pf)、鈴木飛鳥 (Pf)、渋谷藍香 (Pf)、川染雅嗣 (Pf)
入場料:一般1500円、会員1000円
プログラム:
キュイー:
①《万華鏡》Op.50より(Vn, Pf)
第5番「子守歌」、第9番「オリエンタル」、第12番「スピッカート」
第14番「アパッショナート」、第16番「舟歌」
②《2つの小品》Op.36より(Vc, Pf)
第2番「カンタービレ」
③《アルジャントーにて》Op.40より(Vn, Vc, Pf)
第2番「Far niente」(ピアノトリオ版)
カトワール:
④《エレジー》Op.26(Vn, Pf)
アレンスキー:
⑤《4つの小品》Op.56より(Vc, Pf)
第1番「オリエンタル」、第3番「悲しい歌」
⑥《4つの小品》Op.30より(Vn, Pf)
第1番「プレリュード」、第2番「セレナーデ」
グレチャニノフ:
⑦《ノクターン》Op.86(Vc, Pf)
⑧《ピアノ三重奏曲第1番》Op.38より 第1楽章 (Vn, Vc, Pf)
第1回仙台例会
2016年1月24日(日)初めての仙台例会を開催いたしました。「ロシア音楽史におけるアレンスキー」と題し、簡単なロシア音楽史とアレンスキーに関するお話を交えながら、グリンカやアレンスキーの作品をたくさんお聴きいただきました。
【プログラム】
A. アレンスキー:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.30
M. グリンカ :ヴィオラソナタ ニ短調(チェロ版)
A. アレンスキー:3つのメロデクラメーション Op.68 より 第1番
A. アレンスキー:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.32
【出演】
猿橋 麻里子 (Pf)
伊部 祥子 (Vn)
八島 珠子 (Vc)
高橋 健一郎 (Lec)
【日時・場所】
2016年1月24日(日) 16 : 00開演(15:30開場)
入場料 1,500円 (一般) 1,000円 (会員)
会場 仙台市太白区文化センター地下1階 展示ホール
(仙台市太白区長町5丁目3番2号)
露西亜音楽再発見~ 日本アレンスキー協会第2回演奏会~
2016年1月22日(金)、「Kitaraアーティスト・サポートプログラムⅠ」として「露西亜音楽再発見 隠れた名曲を聴く ~日本アレンスキー協会第2回演奏会~」が開催されました。
このサポートプログラムは、札幌コンサートホールKitaraが札幌で活躍する音楽家によるコンサートの企画を募集し、優れた企画に対してホール利用料金 の一部を補助し、広報活動を支援する、というものです。「明確なテーマを有し、芸術性に優れ創意工夫に富み、新たな視点から音楽の魅力を紹介する意欲的な 企画とする」というのが募集内容で、当協会は「チャイコフスキーとラフマニノフの中間世代のロシアの知られざる隠れた名曲を紹介する」という活動方針をそ のまま打ち出した企画で応募し、採択されました。
アレンスキー:《24の性格的小品》Op.36より第1曲「プレリュード」
リャードフ:《舟歌》Op.44 (以上 Pf. 坂田朋優)
グラズノフ:《3つの小品》Op.25(Pf. 宮谷理香)
リャプノフ:「最後の花」Op.14-2
イッポリートフ=イヴァーノフ:「春に」
アレンスキー:「花盛りの庭」Op.60-Ⅱ-4
カリンニコフ:「なぜかは訊かないでくれ」
グレチャニノフ:「愛している(組曲「悪の華」より)」(以上 Sop. 松井亜樹、Pf. 高橋健一郎)
アレンスキー:《2台のピアノのための組曲第4番》Op.62 (Pf. 宮谷理香、Pf. 川染雅嗣)
アレンスキー:《3つのメロデクラメーション》Op.68より第1番「バラは美しかりき鮮やかなりき」、第3番「ニンフ」 (Pf. 中添由美子、ロシア詩朗読:高橋健一郎)
グラズノフ:《吟遊詩人の歌》Op.71(Vc. 中島杏子、Pf. 中添由美子)
ソコロフ:《エレジー》Op.17 (Vn. 林ひかる、Pf. 中添由美子)
カトワール:《ピアノ三重奏曲ヘ短調》Op.14 (Vn. 林ひかる、Vc. 中島杏子、Pf. 鈴木飛鳥)
日時:2016年1月22日(金)19:00開演 (18:30開場)
場所:札幌コンサートホールKitara 小ホール
全席自由 一般3000円、日本アレンスキー協会会員2500円、Kitara Club会員2500円
U25シート(1990年以降生まれの方)1500円
主催:日本アレンスキー協会・札幌コンサートホール(札幌市芸術文化財団)
(このコンサートはKitaraがサポートしています)
後援:札幌市・札幌市教育委員会・札幌大学・昭和音楽だ学・毎日新聞社北海道支社・北海道新聞社・一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
第11回例会 & 第1回東京例会
2015年はグラズノフ生誕150年、タネーエフ没後100年の記念イヤーです。それを記念して第11回例会と第1回東京例会が行われました。
「日本アレンスキー協会 第11回例会
~グラズノフ生誕150年&タネーエフ没後100年記念演奏会」
【プログラム】
グラズノフ:《スペインの歌》、《宴の歌》(松井・高橋)
《2つの前奏曲=即興曲》より第1曲
《ノヴェレッテ》Op.22-2 (以上、西谷)
《瞑想曲》Op. 32 (林・中添)
《2つの小品》より「メロディー」Op. 20-1(中島・中添)
《アルト・サクソフォーンのための協奏曲》(西村・鈴木)
タネーエフ:《私の心は泉》、《不安に胸が高鳴る》(松井・高橋)
《前奏曲とフーガ 嬰ト短調》Op. 29(田口)
《ピアノ四重奏曲 ホ長調》Op. 20(林・前・中島・川染)
出演:
林ひかる(Vn)、前南有(Va)、中島杏子(Vc)、松井亜樹(Sop)、西村彰紘(Sax)
中添由美子、田口綾子、西谷麻里子、鈴木飛鳥、高橋健一郎、川染雅嗣(以上Pf)
2015年10月3日(土) 18 : 00開場 18 : 30開演
会場 ザ・ルーテルホール(札幌市中央区大通西6丁目3-1)
入場料 2,500円 (一般) 2,000円 (会員) (全席自由)
主催:日本アレンスキー協会
後援:札幌市・札幌市教育委員会、札幌大学、昭和音楽大学、北海道新聞社、毎日新聞社北海道支社、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
♪ ♪ ♪
「日本アレンスキー協会 第1回東京例会
~グラズノフ生誕150年&タネーエフ没後100年記念演奏会」
【プログラム】
グラズノフ:《スペインの歌》、《宴の歌》(松井・高橋)
《瞑想曲》Op. 32 (瀬川・堀田)
《2つの小品》より「メロディー」Op. 20-1(フェイギン・堀田)
《ノクターン》Op.37 (加藤)
《演奏会用大ワルツ》Op.41 (岩本)
《3つの小品》Op.25 (宮谷)
《サクソフォーン四重奏曲》(ガチカル)
タネーエフ:《私の心は泉》、《不安に胸が高鳴る》(松井・高橋)
《アンダンティーノ・センプリーチェ》 (加藤)
《ピアノ四重奏曲 ホ長調》Op. 20(瀬川・松実・フェイギン・川染)
出演:
瀬川光子(Vn)、松実健太(Va)、D.フェイギン(Vc)、ガチカル(Sax)、松井亜樹(Sop)
堀田未歩、岩本きよら、加藤露弥、宮谷理香、高橋健一郎、川染雅嗣(以上Pf)
2015年11月8日(日) 15 : 00開場 14 : 30開演
会場 ラ・サーラ・スカラ(昭和音楽大学北校舎内、川崎市麻生区万福寺1-16-6)
入場料 2,500円 (一般) 2,000円 (会員) (全席自由)
主催:日本アレンスキー協会
後援:昭和音楽大学、札幌大学、麻生区文化協会、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
第10回例会
2015年3月8日(日)に行われた第10回例会のご報告です。
前回に引き続き、今回も室内楽作品を取り上げ、簡単な解説と共に、隠れた名曲の数々をお聞きいただきました。
「ロシアの室内楽(2)」
日時:2015年3月8日(日)14:00~16:00
会場:奥井理ギャラリー(札幌市中央区旭ヶ丘5丁目6-61)
入場料:1500円(一般)、1000円(会員)
プログラム:
①A.ルビンシテイン ピアノ三重奏曲 OP.15-1 第1楽章
②P.チャイコフスキー なつかしい土地の思いで Op.42 から 第3番 メロディー
③M.イッポリートフ=イヴァノフ スペイン風セレナーデ
④A.アレンスキー 前奏曲 Op.30-1
⑤G.カトワール ピアノ三重奏曲 第1楽章
⑥S.タネーエフ 弦楽三重奏曲 Op.31 第3楽章
⑦S.ラフマニノフ リート
⑧S.ラフマニノフ ピアノ三重奏曲 ト短調
演奏:
川染雅嗣、中添由美子、鈴木飛鳥(以上Pf)、竹本利郎(Vc)、前南有(Va)、林ひかる(Vn)
お話:
高橋健一郎
第9回例会
今回から数回にわたって、アレンスキー世代が得意とした「室内楽」を取り上げます。初回は歴史をさかの ぼり、19世紀前半のアリャビエフやグリンカの作品、そして「五人組」のリムスキー=コルサコフの作品をご紹介した後、アレンスキーの隠れた名曲の数々を お聴きいただきました。
テーマ:「ロシアの室内楽(1)」
アリャビエフ:ピアノ三重奏曲 イ短調 より 第1楽章
グリンカ:チェロソナタ
リムスキー=コルサコフ:ピアノ三重奏曲 ハ短調 より 第1楽章
アレンスキー:ロマンス Op.56-2
子守歌 Op.30-3
ピアノ三重奏曲第2番 ヘ短調 Op.73 より 第4楽章
出演:川染雅嗣(ピアノ)、竹本利郎(チェロ)、林ひかる(ヴァイオリン)、
高橋健一郎(講話&ピアノ)
日時:2014年9月21日(日)14:00~16:00
入場料: 1,500円 (一般) 1,000円 (会員)
会場: りんゆうホール(札幌市東区北9条東2丁目 ㈱りんゆう観光3階)
第8回例会「セルゲイ・クドリャコフ ピアノリサイタル」
クドリャコフ氏は、1978年モスクワ生まれ、グネーシン特別音楽学校、モスクワ音楽院で学んだピアニストです。2002年ジュネーヴ国際音楽コンクール第1位、2006年ゲザ・アンダ国際ピアノコンクール優勝その他、数多くの国際コンクールで上位入賞を果たしています。
ソロや室内楽で幅広いレパートリーを誇りますが、アレンスキーのピアノソロや室内楽作品の優れたCDでも知られます。また、日本では数年前にアレンスキー のピアノ協奏曲の日本初演も行いました。その関係で、ニホンアレンスキー協会もクドリャコフ氏に注目してきましたが、今回招聘元である「あ佳音」社のご協 力により、日本アレンスキー協会の例会として札幌でリサイタルを開催していただくことになりました。
【プログラム】
チャイコフスキー:《四季》Op.37b 全曲
ショスタコーヴィチ:《3つの幻想的な舞曲》Op.5、
《グリンカの主題による3つの変奏曲》
アレンスキー:《24の性格的小品》Op.36より 第1番「夢」、第7番「ワルツ」
プロコフィエフ(ニコラエヴァ編曲):《ピーターと狼》Op.67
というオールロシアプログラムです。
日時:2014年3月17日(月) 18:30開場、19:00開演
場所:ザ・ルーテルホール (札幌)
入場料:3000円(一般)、2500円(当協会会員)
後援:札幌市・札幌市教育委員会、北海道新聞社、毎日新聞北海道支社、
朝日新聞北海道支社、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会
チケット取扱い:大丸プレイガイド、道新プレイガイド、教文プレイガイド
当協会の会員の方は会員価格で購入できますが、会員券は事務局のみの扱いになっておりますので、事務局までご連絡ください。
チケットのご用命は事務局まで
japan.arensky.society★gmail.com (★を@ に変えてください)
「知られざるロシア・ロマン派の名曲 ~日本アレンスキー協会特別例会~」
(ピティナ公開録音コンサート)
出演:川染雅嗣、高橋健一郎、岩本きよら、加藤露弥、渋谷藍香(以上ピアノ)
松井亜樹(ソプラノ)
日時:2014年3月13日(木)18:30開場、19:00開演
場所:東音ホール(東京・巣鴨)
料金:後払い方式
プログラム:
<第1部>
アレンスキー:
6つの小品 作品53 より 第5曲「ロマンス」(川染)
24の性格的小品 作品36より 第4番「小さなバラード」、第5番「慰め」、
第13番「エチュード」(渋谷)
3つのメロデクラメーション 作品68 第1曲「バラは美しかりき鮮やかなりき」(川染&高橋)
いつのことだったろうか、魅惑の音に合わせて 作品49-5(歌曲)(松井&高橋)
リャプノフ:12の超絶技巧練習曲集 作品11 より 第3番「鐘」(加藤)
<第2部>
カリンニコフ: 人生が苦しみに苛まれるとき(歌曲)(松井&高橋)
グラズノフ:夢 作品60-4(歌曲)(松井&高橋)
リャードフ:舟歌 作品44(岩本)
カリンニコフ:ピアノ小品集より 第2曲「メヌエット」(川染)
グラズノフ:サロン風ワルツ 作品43(川染)
ブルメンフェリド:エチュード「海にて」作品14(渋谷)
グリエール:春の夜の星 作品18-3(歌曲)(松井&高橋)
メトネル:
冬の夜 作品13-1(歌曲)(松井&高橋)
4つのおとぎ話 作品26 より 第1番、第2番(加藤)
ボルトキエヴィチ:
10の練習曲 作品15 より 第8番(岩本)
4つの小品 作品3 より 第1曲「カプリッチョ」(岩本)
第7回例会「舞踊・美術・音楽の総合芸術としてのバレエ・リュス」
ロシア人貴族セルゲイ・ディアギレフが率いたバレエ・リュスは、1909年にパリで初公演を行い、センセーションを巻き起こしました。ニジンスキー、パヴロワらによる踊りの素晴らしさはもとより、総合芸術であるバレエに於いて、舞踊・音楽・美術の三つの要素を全て同等の高いレベルに引き上げたのは彼らです。中でも《火の鳥》(1910)、《ペトルーシュカ》(1911)でストラヴィンスキーを起用したのは画期的で、ついに1913年の《春の祭典》で、モダン・バレエの礎を作りました。今回の例会では、ストラヴィンスキーと、それ以前の作曲家によるバレエ曲の演奏を交え、20世紀初頭のバレエの歴史をふり返りました。
プログラム
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」Op.71より(ピアノ連弾)
アレンスキー:「エジプトの夜」Op.50より(ピアノ連弾)
ストラヴィンスキー:「火の鳥」より(ピアノソロ)
ピアノ演奏
鈴木飛鳥、加藤露弥
講話
平野恵美子
日時:平成25年9月14日(土)14:00-16:00
会場:りんゆうホール(札幌市東区北9条東2丁目)
入場料:1,500円(一般)、1,000円(会員)
日本アレンスキー協会第6回例会「ロシアピアノ音楽を開花させた作曲家達(3)」
2013年3月24日(日)、第6回例会「ロシアピアノ音楽を開花させた作曲家たち(3)」が開かれました。今回取り上げたのは、カリンニコフ、リャプノフ、ブルメンフェリド、カトワール、イッポリトフ=イヴァノフの5人です。
演奏をお聴きいただいたのは次の曲です。
・カリンニコフ:《交響曲第1番 ト短調》より第1楽章(ピアノ連弾版) (安田/鈴木)
・カリンニコフ:《悲しい歌》、《メヌエット》、《ノクターン》 (川染)
・リャプノフ:《6つのやさしい小品》Op.59より
第1曲〈球遊び〉、第4曲〈馬のおもちゃに乗って〉、第5曲〈乳母の昔話〉 (西谷)
・リャプノフ:《3つの小品》Op.57より 第2曲〈春の歌〉 (西谷)
・リャプノフ:《舟歌》Op.46 (坂田)
・ブルメンフェリド:《24の前奏曲集》Op.17より
第15番(川染)、 第22番(西谷)
・カトワール:《3つの小品》Op.2より第1曲〈秘めた歌〉、第2曲〈故郷を離れて〉(川染)
・カトワール:《5つの小品》Op.10より第2曲〈前奏曲〉、第3曲〈カプリチオーソ〉(安田)
・イッポリトフ=イヴァノフ:《5つの小品》Op.7より第4曲、第5曲 (坂田)
・イッポリトフ=イヴァノフ:《コーカサスの風景》より (ピアノ連弾版)
組曲第1番Op.10より第4楽章〈酋長の行進〉
組曲第2番Op.42より第3楽章〈レズギンカ〉 (安田/鈴木)
これまで取りあげた同時代の作曲家達の曲に劣らず、大変魅了的な曲ばかりで、ご来場くださった方々には楽しんでいただけたことと思います。
ご来場くださった皆様、またご協力くださった皆様に感謝申し上げます。
出演者(ピアノとお話):
川染 雅嗣、高橋健一郎、西谷麻里子、安田 文子、鈴木 飛鳥、坂田 朋優
日時:平成25年3月24日(日)14:00-16:00
会場:りんゆうホール(札幌市東区北9条東2丁目)
入場料:1,500円(一般)、1,000円(会員)
日本アレンスキー協会第5回例会「ロシアピアノ音楽を開花させた作曲家達(2)」
ピアノ音楽の最高の到達点の一つとして音楽史に燦然と輝くロシアのピアノ音楽。その代表格はラフマニノフやスクリャービンの諸作品でしょう。しかしロシアのピアノ音楽は、彼らの先生の時代、つまりアレンスキーらの世代にすでに華々しく開花していました。前回のアレンスキー、リャードフに引き続き、今回の例会ではタネーエフとグラズノフの作品を取り上げました。二人の生涯や作品に関する解説を交えながら、珠玉のピアノ小品の数々を六人のピアニストの共演でお楽しみいただきました。
プログラム
・タネーエフ:前奏曲 ヘ長調(*) (1880) (川染)
・タネーエフ:安息(エレジー)(*) (1894-95) (西谷)
・タネーエフ:前奏曲とフーガ 嬰ト短調 作品29(*) (1910) (坂田)
・タネーエフ:作曲家の誕生日(連弾とナレーション) (1892)(安田/鈴木/高橋)
・グラズノフ:ヴォルガの舟歌 (1905) (高橋)
・グラズノフ:前奏曲 作品25-1(*) (1888) (西谷)
・グラズノフ:舟歌 作品22-1(*) (1889) (川染)
・グラズノフ:サロン風ワルツ 作品43(*) (1893)(川染)
・グラズノフ:ピアノソナタ第2番 作品75 第1楽章 (1901) (安田)
・グラズノフ:「4つの前奏曲とフーガ」より第3曲 ハ短調 作品101-3(1918)(鈴木)
・グラズノフ:「2つの前奏曲=即興曲」より第1曲 (1918)(西谷)
・グラズノフ:凱旋行進曲(連弾)(1892) (安田/鈴木)
(*)は楽譜『ロシア・ピアの音楽を開花させた作曲家達』所収曲。
出演者(ピアノとお話):
川染 雅嗣、高橋健一郎、西谷麻里子、安田 文子、鈴木 飛鳥、坂田 朋優
日時:平成24年9月23日(日)14:00-16:00
会場:りんゆうホール(札幌市東区北9条東2丁目)
入場料:1,500円(一般)、1,000円(会員)
※例会の後、同会場にて懇親会を開催いたしました。
日本アレンスキー協会第4回例会「ロシアピアノ音楽を開花させた作曲家達(1)」
例会&懇親会の様子を収めた写真アルバムは こちら
日時:2012年3月11日(日)14:00~16:00
場所:りんゆうホール
入場料:1500円(一般)、1000円(会員)
お話:川染雅嗣、高橋健一郎
ピアノ演奏:川染雅嗣、高橋健一郎、安田文子、鈴木飛鳥、坂田朋優
協力:SK MUSUIK
ロシアのピアノ音楽といえば、ラフマニノフやスクリャービンがすぐに思い浮かびますが、実は彼らの師の時代にすでに華々しく開花していました。
例会では、まず19世紀初頭までのロシアのピアノ音楽(トルトフスキー、ボルトニャンスキー)、19世紀半ばごろまでのピアノ音楽(ジョン・フィールド、アリャビエフ、ラスコフスキー、チェルリツキー、グリリョフ、グリンカ)などに触れた後、ルビンシテイン兄弟、チャイコフスキー、「五人組」、ヘンゼルト(ゲンゼリト)らの話をして、ここから演奏をたっぷりとお聴きいただきました。
演奏された曲目は以下の通りです:
・ボロディン:《小組曲》より〈僧院にて〉 (川染雅嗣)
・A.ルビンシテイン:即興曲Op.16-1 (鈴木飛鳥)
・A.ルビンシテイン:ロマンス Op.44-1 (高橋健一郎)
・キュイー:《25の前奏曲》Op.64より第13番、第15番 (川染)
・グリンカ=バラキレフ:ひばり (坂田朋優)
・リャードフ:《3つの小品》Op.11より 第1曲〈前奏曲〉ロ短調 (鈴木)
・リャードフ:《3つの小品》Op.57より 第1曲〈前奏曲〉変ニ長調 (鈴木)
・リャードフ:舟歌 嬰ヘ長調 Op.44 (高橋)
・リャードフ:《2つの小品》Op.31より 第1曲〈田舎風マズルカ〉 (安田文子)
・リャードフ:音楽の玉手箱 Op.32 (川染)
・リャードフ:《4つの小品》Op.64より 第3曲「誘惑」、第4曲「追憶」 (坂田)
・アレンスキー:《4つの小品》Op.25より 第1曲〈即興曲〉 (高橋)
・アレンスキー:《24の性格的小品》Op.36より 第7曲〈ワルツ〉 (坂田)
・アレンスキー:《忘れられたリズムによる試み》Op.28より第4曲「サリ」 (安田)
・アレンスキー:《6つのスケッチ「海辺にて」》Op.52より 第1曲 (安田)
・アレンスキー:《6つの小品》Op.53より 第5曲〈ロマンス〉 (川染)
・アレンスキー:《12のエチュード》Op.74より 第11曲 (川染)
・アレンスキー:《24の性格的小品》Op.36より 第24曲〈平原にて〉 (川染)
また、例会の後、同じ会場で懇親会も催されました。
アレンスキー生誕150年記念 シンポジウム&コンサート
*日 時: 2011年11月27日(日) 17:00~21:00
*シンポジウム 17:00~18:00(開場16:30)
*演奏会 19:00~21:00(開場18:30)
*会 場: 札幌サンプラザホール
*入場料: 3000円 (会員2500円)
*主 催:日本アレンスキー協会
*企画・製作:SK MUSIK
*後 援:
北海道、北海道教育委員会、札幌市、札幌市教育委員会、在日ロシア連邦大使館、在札幌ロシア連邦総領事館、昭和音楽大学、札幌大学、北海道新聞社、毎日新聞 北海道支社、朝日新聞北海道支社、(社)全日本ピアノ指導者協会、月刊ショパン、(株)ヤマハミュージック北海道、(株)河合楽器製作所、(株)エルム楽 器、北海道ポーランド文化協会、株式会社りんゆう観光
《シンポジウム》
◆開会の言葉:佐々木譲 名誉会長
◆基調講演:高橋健一郎 副会長
「アレンスキーとロシア音楽」
◆パネルディスカッション
パネリスト:鈴木淳一(札幌大学・ロシア文学)
糟谷里美(昭和音楽大学・バレエ)
高橋健一郎(副会長・札幌大学・ロシア音楽)
司 会:川染雅嗣(会長・昭和音楽大学・ピアノ)
《コンサートプログラム》
アントン・アレンスキー(1861~1906)
<2台ピアノ>
・2台ピアノのための組曲第2番 Op.23「シルエット」 (Pf. 千葉皓司、鈴木飛鳥)
<ピアノ独奏>
・『忘れられたリズムの試み』Op.28より第1、3、5曲
・『6つの小品《海辺にて》』Op.52より第4、5、6曲 (Pf. 安田文子)
<ソプラノ独唱>
・『輝く星が天から落ち』
・『狂おしい君の愛撫』 他 (Sop. 松井亜樹、Pf. 高橋健一郎)
<弦楽四重奏>
・弦楽四重奏曲第2番 イ短調 Op.35aより第2楽章(アレンスキー弦楽四重奏団)
<ピアノ五重奏>
・ピアノ五重奏曲 ニ長調 Op.51 (アレンスキー弦楽四重奏団、Pf. 川染雅嗣)
アレンスキー弦楽四重奏団:
瀬川光子 (1st Vn.)
小林佳奈 (2nd Vn.)
前 南有 (Va.)
竹本利郎 (Vc.)
日本アレンスキー協会第1回総会・懇親会
1.日時 2011年8月23日(火)18:30~21:00
総会 18:30~19:00(受付開始18:00)
懇親会 19:00~21:00
2.場所 りんゆうホール(札幌市東区北9東2 株式会社りんゆう観光3F)
3.総会議案
第1号議案:運営委員及び各役員選出に関する件
第2号議案:協会規約に関する件
第3号議案:アレンスキー生誕150年記念演奏会に関する件
第4号議案:協会会報発刊に関する件
第5号議案:その他
日本アレンスキー協会第3回例会「ロシア歌曲の世界」
日時:2011年3月13日(日)14:00~16:00
場所:りんゆうホール
入場料:1500円
お話:高橋健一郎、松井亜樹
ソプラノ独唱:松井亜樹
ピアノ伴奏:高橋健一郎
協力:SK MUSIK
歌曲はロシア音楽の草創期から作曲家たちが最も愛し、力を注いできたジャンルですが、言葉の壁のせいか、本国ロシア以外では未だ聴く機会が大変限られています。今回の例会ではそのようなロシア歌曲に光を当て、グリンカ、ダルゴムィシスキー、五人組、チャイコフスキー、アレンスキー、ラフマニノフらの珠玉の歌曲の数々を実際にお聴きいただくとともに、他国の歌曲との比較を交えた解説を加えながら、ロシア歌曲の真髄に迫りました。
《プログラム》
1.「歌曲」について
♪ シューマン:「ミルテの花」より「献呈」Op.25-1
♪ 中田喜直:「霧と話した」
2.アクセントやリズムから見た「言語と音楽」~民謡~
♪ ドヴォルザーク:《民謡調で》Op.73 より第1曲「お休み」(スロヴァキア民謡調)
♪ ショパン:「いとしい人」Op.74-12
3.ロシア・ロマンスの成立
♪ ジプシー・ロマンス:「黒い瞳」
♪ ダルゴムィシスキー:「あなたはすぐに私を忘れるでしょう」
♪ グリンカ:「あなたはすぐに私を忘れるでしょう」
4. 芸術ロマンスの発展
♪ バラキレフ:「あなたの声が聞こえると」
♪ キュイ: 「熱い唇で私は花に触れた」Op.49-1
♪ リムスキー=コルサコフ:「ひばりの声は高らかに」Op.43-1
♪ ボロディン:「海の女王」
♪ A.ルビンシテイン:「夜」
♪ ラフマニノフ:「ひなぎく」(CD)
♪ チャイコフスキー=ラフマニノフ:「子守唄」(CD)
♪ ラフマニノフ:「リラの花」
♪ ラフマニノフ:「友よ、信じるな」Op.14-7
♪ アレンスキー:「夜空を夢に見た」
♪ ムソルグスキー:「星よ、お前はどこに」
♪ チャイコフスキー:「もし私が知っていたら」Op.47-1
♪ ラフマニノフ:「私は悲しい恋をした」Op.8-4
♪ ともしび (皆で)
日本アレンスキー協会第2回例会「ロシア音楽史におけるアレンスキー(2)」
日時:2010年9月19日(日)14:00~16:00
場所:りんゆうホール
入場料:1500円
お話:川染雅嗣、高橋健一郎
ピアノ演奏:川染雅嗣
協力:SK MUSIK
《プログラム》
1.19世紀ロシア音楽史~前回のおさらい
♪:アレンスキー、グラズノフ、タネーエフ、ラフマニノフ合作「4つの即興曲」
より第4曲)
♪:ラフマニノフ「アレコ」より
2.アレンスキーの生涯
3.アレンスキーの教育活動
4.アレンスキーとラフマニノフ
4.1 ラフマニノフによる音楽院時代の回想
♪:ラフマニノフ「無言歌」)
♪:アレンスキー「フゲッタ ニ短調」
♪:ラフマニノフ「楽興の時 第4番」
4.2 アレンスキーからの影響 ~バッソ・オスティナート
♪:アレンスキー「バッソ・オスティナート Op.5-5」
♪:ラフマニノフ「4つの小品」より「ガボット」
♪:グリエール「バッソ・オスティナート Op.41-4」
4.3 ラフマニノフ:「幻想小曲集」作品3 より
♪:ラフマニノフ「エレジー」(Op.3-1)
♪:ラフマニノフ「道化役者」(Op.3-4)
♪:ラフマニノフ「セレナード」(Op.3-5)
日本アレンスキー協会第1回例会「ロシア音楽史におけるアレンスキー(1)」
日時:2010年3月7日(日)14:00~16:00
場所:りんゆうホール
入場料:1500円
お話:川染雅嗣、高橋健一郎
ピアノ演奏:川染雅嗣
ロシア詩朗読:高橋健一郎
協力:SK MUSIK
《プログラム》
1.グリンカ前後のロシア音楽
♪:グリンカ「ノクターン 別れ」
2.「五人組」とチャイコフスキー
♪:リムスキー=コルサコフ「フーガ」
♪:チャイコフスキー「瞑想曲」
3.アレンスキーの生涯
4.「80年代組」(ベリャーエフ・サークルなど)
♪:アレンスキー、グラズノフ、タネーエフ、ラフマニノフ合作「4つの即興曲」
5.アレンスキーの作品
♪:アレンスキー「ロマンス」
♪:アレンスキー「ロシアの主題によるフーガ」(連弾)
♪:アレンスキー「薔薇は美しかりき、鮮なりき」(トルストイ詩、メロデクラメーション)
6.アレンスキーの教育活動
♪:ラフマニノフ「プレリュード op. 3-2 」
♪:スクリャービン:左手のためのノクターン
7.他の芸術分野とアレンスキーの関わり(舞台芸術、トルストイなど)
♪:トルストイ「ワルツ」
【日本アレンスキー協会設立記念プレコンサート】
日時:2009年9月7日(月)(18:30開場、19:00開演)
場所:札幌サンプラザホール
入場料(全席自由):2000円
主催:アレンスキー協会設立記念コンサート実行委員会
企画・構成:SK MUSIK
後援:札幌市・札幌市教育委員会/在日ロシア連邦大使館/在札幌ロシア連邦総領事館/昭和音楽大学/札幌大学/毎日新聞社/北海道新聞社/㈱ショパン/㈱ヤマハミュージック北海道/amf-あじがさわミュージックフェスティバル実行委員会
協力:t.t.f.sound lab/PIANOROOM KUROSAWA
《プログラム》
リムスキー=コルサコフ/八行詩 作品45-3
アレンスキー/歌曲集「思い出」より「素晴らしき日々」作品71-1
アレンスキー/「私はあなたを待っていた」作品60-Ⅰ-2
ラフマニノフ/「A ミュッセからの断片」作品21-6
(ソプラノ:松井亜樹、ピアノ:高橋健一郎)
アレンスキー/二台ピアノのための組曲第3番op.33 (variations)
(第1ピアノ:川染雅嗣、第2ピアノ:高橋健一郎)
チャイコフスキー/ドゥムカ~ロシアの農村風景~ハ短調作品59
(ピアノ独奏:高橋健一郎)
アレンスキー/ピアノ三重奏曲第1番ニ短調op.32
(ピアノ:川染政嗣、ヴァイオリン:大石和彦、チェロ:竹本利郎)